014059 ランダム
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Death&Derk

子猫

部屋の隅でおびえてた僕

あなたは暗がりででおびえてる僕を見つけてくれた

『だいじょうぶ?』って撫ぜてくれて

それでもおびえる僕がいる



小刻みに震える僕は

温かな眼をたたえたあなたに

見つめられるのが怖かった



黙って抱いてくれたあなた

僕はまだかすかに震えてる

あなたの鼓動が直接に

優しさ通して

僕に伝わる


ぼやけた僕の輪郭を

そうっと撫ぜるあなた

僕はその時初めて

自分のために

涙流した


僕はあなたに体を預けた


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